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エアフロメーターの清掃


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加速不良、出力不足の原因となるエアフロメーターの清掃方法

■DIYで加速不良や出力不足を解消する方法

エンジンが正常に動くには良い燃料、良い火花、良い圧縮が必要であると言うことは整備士が最初に習うような基本中の基本ですが、これが分かっていても現在の自動車は思うように修理は出来ません。

知っているユーザーさんも多いかと思いますが現在の車はフルコンピューター制御。センサーの情報がかなり重要です。完全にその系統が断線やショートなどの故障をしてしまえばエンジンチェックランプによって簡単に故障系統が分かりますが、これもまた実車整備では簡単にいかない場合が多いのです。

「症状は出ているのに、チェックランプは付かない」「エンジンチェックランプが付くが別系統の故障を表示している」とかそんな状態が多いのです。

エアフロメーターとは

そんなこんなで本ページではDIYでも簡単に出来るエアフロメーター清掃による「特性ズレの解消」による出力復元、加速性能復元を解説いたします。

ところでエアフロメーターって何?と思うでしょうから簡単に解説しておきます。エアフロメーターはエンジンに吸入される空気の量を検出するセンサーです。

ECUはエアフロメーターの熱線の冷却量から空気量を算出して「基本燃料噴射量」を決定します。大抵のセンサーは「燃料補正」に関連しますが、エアフロメーターは「基本燃料噴射量」を決定するためのセンサーですから故障すると走行に大きな問題が発生します。

要は故障すると、走行不可能、もしくはそれに近い状態になってしまう重要なセンサーと言うことです。

ところがこのセンサーは「特性ずれ」と言う現象を起こしやすいセンサーで完全故障よりも「微妙な故障?」の発生率が非常に多いセンサーなのです。そこにDIY整備を行う意義があります!

DIYで実際に作業してみる

さて実践編ですが、当内容はエアフロメーターにて吸入空気量を検出している場合のみが対象です。バキュームセンサーを主として吸気管圧力で検出している場合は基本的にエアフロは付いていません。

またエアフロメーターの中でも「熱線式・ホットワイヤー式」と呼ばれているタイプに限りますのでご了承ください。これらは販売店に確認するか「サービスマニュアル」などを購入して調べると良いでしょう。

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まずはエンジンルーム内での位置関係を説明しておきます。エンジンはTOYTOTAの1NZエンジンです。すべてのエンジンを解説するわけにも行きませんのでモデルを参考にしてください。

画像の解説のようにエアクリーナーボックスの出口に設置されています。大体のエンジンがこのような感じでエアクリーナーボックスが見つかればその直後にあります。
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付き方は至って簡単。取り外しには1分掛かりません。コネクターを外して、プラスのネジを2本外して上に引き抜くだけで終了です。ネジは小さくて落としやすいので脱落や紛失に注意しましょう。
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さて外れましたら清掃したいところですが、絶対守って頂きたい注意点が一つ。上の画像を参考にしていただき、奥まったところに見えるのが熱線ですが、棒や工具、指などで絶対に触れないでください。

切れたり変形したりした場合その時点で交換が必須です。安い部品ではないので十分に注意しましょう。

清掃はパソコンなどのOAクリーナー、車用のケミカルならWAKO'S接点復活ドライタイプが熱線式のエアフロ清掃に対応していますのでこちらを使ってみましょう。

ホットワイヤーの汚れが酷く、壊れても駄目で元々のつもりで試すならパーツクリーナーでも清掃できます。大抵は壊れることはありませんが、稀に状況が悪化する(止めを刺す)ことがあります。

使用するパーツクリーナーは溶剤が残りにくい速乾タイプのWAKO's BC-9などで対応しましょう。


このDIY修理の対応不具合例

当作業エアフロメーター清掃が対応する不具合解消例は、加速不良、エンジンチェックランプ点灯、出力不足、アフターファイヤ、アイドリング不調、燃費悪化などなどです。

このような症状が出ている場合はDIYで作業する価値があるかと思います。比較的敷居の低い作業で、必要な工具も少ないため取っ掛かり安いと思います。

正確に解消を調べるためには空燃比補正値、補正学習値などをエンジンアナライザーなどで調べる必要がありますが、DIYでそこまでの機材は揃えられないと思いますので「体感」でOKでしょう。

なお作業に関しては実際にプロの整備士でも行うような作業ですが2次災害の発生などは自己責任にてお願いいたします。