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車のベルト鳴き・原因の追究


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自動車のベルト鳴きの原因と危険性を多角的・徹底的に追求する

エンジンルームからの異音で「キュルキュル音」を発生する場合ベルト鳴きが考えられますが緊急を要する場合とそうでない場合、車種にもよりますが比較的容易に判断できる方法についてです。

※タイミングベルトとベルト鳴きは(一部車種の不良以外)関係ありません。タイミングベルト鳴きは自動車異音としてではなく車種固有の不具合と考えるべきでしょう。

■ベルト鳴きの原因

自動車のベルトはエンジンの出力軸(クランクシャフト)の同軸上のプーリーと各補機類である発電機、エアコン、パワーステアリングのプーリーにかかっており駆動しています。VベルトとVリブドベルトがありますがいずれも駆動抵抗による摩擦熱などでベルトの劣化や張力の低下が起きてベルト鳴きが発生します。

ただベルト鳴きが発生しただけでは異常や故障とは言えず、異音とも言いがたいのですが故障の前兆である可能性もありますので正しい知識で判断できるようにしておきましょう。

1,ベルトの劣化

ベルトにはゴムが使われていますので摩擦での磨耗もしますし、発熱や経年劣化の影響を受け硬化していきます。こうした劣化は各補機類(特にエアコンなど)の使用状況にもよりますが、たとえ使用しなくてもゆっくりと劣化は進んでいきます。

このようなゴムの硬化が起きるとベルトとプーリー間でスリップが起きやすくなりベルト鳴きが発生します。タイヤのスキール音同様に、ベルト鳴きもスリップ時に起きるスキール音です。

2,ベルトの伸び・磨耗

ベルトは一見ゴムのみによって構成されているようですが芯線が入っており高い引っ張り強度を持っており伸びにくくなっています。(芯線は引っ張り強度の高い化学繊維です)

しかしながら新品時などは芯線が収縮している場合が多く、ベルト交換で新品にしたときなどは熱の影響で芯線が伸びるため、適正な張力にしないと交換直後でもベルト鳴きが発生することがあります。

もう一つは使用によりゴム部が磨耗していくことによって張力が低下しベルト鳴きが発生するパターンです。ゴム部分が磨耗することによって内径が縮まるからです。

3,テンショナー、プーリーの錆び

プーリーやテンショナーは金属製ですので水分が多い場所での自動車の保管でサビが発生することがあります。このような状態ですとベルト鳴きが発生しやすくなります。

錆びは完全に防げるものではありませんが、この場合はなぜ錆びやすいのか?という部分を追求しないと永遠にベルト鳴きが解消しないケースもあります。例えばエンジンルームの防水性が極端に悪い場合などです。以下のパターンが考えられます。

  • アンダーカバーの破損・変形
  • ボンネットモールディングの破損・脱落
  • エンジンルーム内新気導入口の不適切
  • ルーフトップベンチルーバーの防水性不良


こういった場合は走行中でもベルト鳴きが気になるくらい出てしまう事が多く、大変不快な思いをするでしょう。

4、補機類の故障

パワーステアリング、エアコンなどで故障が起きてポンプやコンプレッサーがロックすると激しいベルト鳴きが起こりエンジンルームからゴムの焼けるようなにおいがすることがあります。

このような状態ではほかベルトが切れたときと同じような不具合も発生しますので気が付くかと思います。

■ベルト関係異常の判断基準

ベルトの劣化状態によっては交換しなければいけませんが判断は目視によって行われます。

特別な技術は要しませんが見にくい場合は懐中電灯などで照らしてベルト表面に亀裂などが入っていないか確認しましょう。細かい亀裂でも5年以上使用しているような場合は交換したほうが安全です。


深い亀裂や避けている場合は異常と判断し早急に交換を行いましょう。ベルトはエンジンルームの前に立ってエンジンの左端についています。

またホンダの車は右側についている場合があり、FR車などの縦置きエンジンはエンジンルーム手前に補機ベルト類が付いています。