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エンジンルームの見方と部品解説LH


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エンジンルーム左側の部品解説とレイアウト参考ページです。

エンジンルームレイアウトを理解する

エンジンルームにある部品の解説と部品の簡単な役割、位置関係を知っておきましょう。メーカーや車種によってレイアウトは異なりますが1車種でも覚えておけば形状と位置関係などから予測ができるようになります。

余談ですがHONDA車は現在こそ統一されましたが、途中まで他社とエンジンの回転方向が逆だったためベルトは向かって右側(下の写真の逆側)にベルトが付いていました。

またFR車などでエンジンが縦置きレイアウトの場合はベルトがエンジンルーム手前ラジエーターのすぐ後ろに来る感じになります。

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エンジンルームの見方と解説LH版

なるべく多くの部品を紹介したいので今回は左側に焦点を絞り、次のページで右側の解説を行いたいと思います。

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1、ウォッシャータンク

ウィンドウウォッシャー液が入っているタンク。上面の上蓋を開けて補充をすることができます。夏場は水道水を補充してもかまいませんが、冬季は凍結を防ぐために不凍結性のウィンドウウォッシャー液を入れる。

2、オルタネータWithエアコンベルト

交流発電機とエアーコンディショナーを駆動しているVリブドベルト。亀裂損傷具合などから交換時期を判断します。

3、エンジンライトマウンティング

エンジンを懸架しているマウントのうち右側のマウント。最近では、高い減衰効果が得られる液体封入式のエンジンマウントや可変減衰機能付のものも存在する。

4、パワーステアリングベーンポンプWihtリザーバータンク

油圧式パワーステアリングの油圧を発生させるポンプ。奥まっていて見えている部分はポンプのリザーバータンクに当たる部分です「エンジン補機」部品です。

5、マスターシリンダーWithリザーバータンク

ブレーキの踏む力を油圧として前後または左右に分配するための筒状の部品。上についているのはブレーキオイルを一定量ためておくためのタンクで、補充等はこのリザーバータンクから行います。

6、ブレーキブースター(制動倍力装置)

ブレーキを踏む力に、ピストンが下がるときの負圧(吸入空気負圧)と大気圧の差を利用してアシストを加える装置。吸気管圧力によってアシストする力が変わってくる。

7、エンジンオイル・フィラーキャップ

エンジンオイルを注入するための蓋。エンジンヘッドカバーについています。この蓋の裏側を見ることによって運転状況を判断する1つの目安になります。

8、オルタネーター

交流発電機。ジェネレーターと呼ばれている部品は同じ発電機でも直流発電機です。オルタネーターは交流電流を整流して直流電流として使えるようにしています。エンジン補機類

9、エンジンオイル・レベルゲージ

エンジンオイル量を測定するためのゲージ。量の測り方は各社の車の説明書にしたがって行い、正しいオイル量を知る必要があります。オイル消費や漏れなどの故障を判断する基準になります。

10、インレットマニホールド

通称インマニ。吸入空気が気筒数分に分かれる部分でマニホールドの長さや形状よってエンジン特性が変わるので重要な部分。負荷によって抵抗を変化させるために可変弁を設けているタイプもあります。

11、スターターモーター(セル・スターターモータ)

エンジンは単体では始動できないので、エンジン始動のきっかけを作るために初期の回転力を電動で得ています。その強力なパワーを生み出すのがこのモーターです。現在では1500CCクラスだと画像のようにかなりコンパクトになりました。

12、ラジエータキャップ

冷却系を加圧して沸点を上げるために一定の圧力までは圧力保持を行い(0.9~1.2)、規定以上になったら圧力を逃がして冷却系の破損を防ぐようになっている。冷却水交換時の充填も大抵はここから。

13、パージVSV

燃料蒸発ガス抑止装置(チャコールキャニスタ)からのパージ量をエンジン状態に応じて開閉し吸気系に再循環させる可変弁です。

14、チャコールキャニスタ

燃料蒸発ガス抑止装置。ガソリンは揮発性の高い石油類なので、蒸発したガスを処理する必要があります。このガスを ろ過するための炭素多孔性フィルタ。

15、エンジンヘッドカバーパッド

意匠面で美しいだけで特にこれといった役割はありませんが、高級車になると裏側にサイレンサーパッドが組み込まれており騒音防止、静穏性向上に役立っています。



以上がエンジンルーム左側の部品の簡易解説となります。画像番号と文中の題名番号はリンクしています。