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自動車LLCの交換時期に関して


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冷却水(LLC)の適切な交換時期と交換しないことによって想定される故障

■LLCの交換時期と種類

適切な交換時期

LLCはエンジンオイルのように何キロ走ったら交換すると言う交換時期が一般的に浸透していません。しかしながら熱交換が頻繁なほど劣化します。要はエンジンオイルのように使用すれば使用するほど性能劣化はしていく液です。

しかしながら推奨の定期交換時期を守っていれば特別走行距離を気にして交換する必要は無いと考えています。自動車メーカーや冷却水販売メーカーによって若干見解が異なるものの「車検ごとに交換」すれば、過走行な車でも不具合は無いです。

冷却水は劣化すると確かに不凍液や防錆液としての効果は落ちていきますが、幾分マージンを持たせた交換時期と性能を持っていますので「時間的制約」を守れば故障に直結することはまず無いのです。

「時間的な制約」とは要は先ほど書いたように「交換時期を守る」ということです。熱交換による劣化もそうですが。冷却水はベースが水なのでソレ自体が腐ってきます。走行距離よりも時間(経年)の問題による劣化が大きいのです。

新車時は3年。以降2年ごとに交換。これで安全マージンを守った適正な濃度のLLCに交換しておけば問題は出ません。

LLCに種類?スーパーLLCの登場

かなり昔から存在しますが性能維持を長期化させたLLCのことで、環境対策の為にメーカー出荷時から入っていることが多いです。(最近では義務付け?)

自動車産業の存在自体が地球にとって優しく無いそのものですが、そんな中でも少しでも環境に配慮しようという動きは業界でかなり大きくなっています。

またブランドイメージ向上の「策略的要素」にもなっていて「ECO」は非常に重要なキーワードになっていますがLLCもそんな流れからか、既存のLLCの2~3倍の長期持続性能を有した冷却水が現在では一般的です。

ただ冷却水交換では、全ての冷却水を完全に抜き取るのは非常に困難なため、現在スタンダードの場合は一部を残したままスーパーLLCに交換ということになります。この場合は混合になるので交換サイクルを少なめに考えておいたほうが無難です。

ちなみに新車時からスーパータイプが入っている場合は、5~7年が交換時期なので買い替えサイクルの平均値を参考にすると、大抵の人は1回交換という感じになると思います。

今の時代LLCのメンテナンスに関しては、補充さえ忘れなければ問題ないといっても過言ではないレベルまで来ているともいえます。



■交換しないと発生する不具合について

LLCの役割と被りますので、このページでは簡単に解説しておきます。

錆びの発生による様々な不具合

LLCには防錆効果があり錆びの発生を抑止していますが、使用期間や使用頻度に比例してLLCの防錆効果は低下します。よって交換を怠ると冷却通路に錆を発生させ、水漏れや詰まりによるオーバーヒート、暖房の効き不良が発生する可能性があります。

凍結による亀裂・破損

LLCには凍結温度を低下させる役目がありますが、これも期間や使用頻度によって徐々に低下していきます。よって交換を怠ると凍結温度が次第に高くなり寒冷地(スキー等の時)に冷却水が凍結してエンジンやラジエーターを破損させることがあります。