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スロットルボディーの清掃方法


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スロットルボディー清掃によるアイドリング不調・エンジン振動の解消方法

■DIY作業でアイドリング不調の解消をする方法(ほぼ全車種対応)

アイドリング時のエンジン回転のバラツキ、不調、エンジンの振動などの原因の大半を占めるのがスロットルボディーやICSV(バイパス通路)に汚れが溜まることによって吸入空気が確保しにくくなった事によって起こる現象です。

最近の車では電子スロットルという電子開閉弁が付いており開度補正によるエンジン回転数調整も行ってくれますが、これもまた限界があり、どうしても清掃が必要です。

以下作業内容と注意点を挙げますので参考にしてください。作業自体は殆どの自動車に対応しますが、エンジンルームのレイアウトや必要によって外す部品は異なります。

スロットルボディーとは?

スロットルボディーは、燃焼に必要なために吸入した空気が通る通路ですが、その中でもスロットルバルブ(空気絞り弁)と一体になっているアルミ製の部品を示します。

アクセルペダルと繋がっているスロットルワイヤー式と、アクセルセンサーで電気的に踏み込み具合を検地して、スロットルバルブを駆動させる電子スロットル型が存在します。

エアクリーナーで、ろ過した空気が通る通路なので本来は過度に汚れることは無いはずなのですが、PCV(未燃焼ガス再循環装置)バルブからのブローバイガスが高負荷時に導入されてしまうので汚れが蓄積してしまいます。

DIYでスロットルボディー清掃

スロットルボディーの位置


解説用のエンジンはTOYOTAの1500ccエンジン、1NZ-FEです。スロットルボディーのレアアウトは異常のような感じで右の写真が拡大版です。画像はワイヤーケーブルが付いているので電子スロットルではないことが分かります。

手前にはエアクリーナーからのダクトと繋がっており、クランプを外してスロットルボディーから完全に外してしまったほうが作業が楽です。場合によってはエアクリーナーボックスごと外さないと作業できません。簡単な場合は、ずらすだけで作業できます。

閉じた状態と開いた状態

ということでエアクリーナーを外してスロットルボディーの内部に潜入!とまでは行きませんが入り口から中を覗いて見ます。左はスロットルボディー閉じ状態です。

バルブ下側が黒く見えるのは汚れのせいもありますが僅かに隙間が空いており、アイドリング時はその隙間とISCVを通過する空気だけでエンジン回転に必要な吸入空気量の確保をしています。

右写真のように全開状態で清掃が楽になります!電子スロットルの場合は手動でゆっくりと動かして手で固定しながら何とかやります。バルブを直接こじ開けるのではなくワイヤー側を引っ張ったままで固定しましょう。

清掃方法・ブローバイ経路

エンジンコンディショナーなどを直接吹き付けてもいいのですが、電子スロットルの場合はモーター駆動なのでシャフト部分のグリスが抜けてしまうと錆等が発生して動きが悪くなる可能性があります。

このため写真左のようにウエスを指に巻いて直接拭き取る方法が確実です(こんなに汚い!)。ウエスにはパーツクリーナーやエンジンコンディショナーを染みこませて置くと汚れ落ちが抜群です。(棒のようなものにウエスを捲いても良いです)

予断のお話ですが、右の写真はクランクケース内の掃気用のホースで、アイドリング時は矢印と逆の空気の流れです。しかしながら高負荷(加速時)などは負圧によってブローバイガスなど(未燃焼ガスやオイル蒸発物質)がスロットルボディーのほうに回るので汚れが蓄積すると言うメカニズムになっています。

作業が一通り終わりましたらエアクリーナーやその他ホース・コネクターの取り付けはしっかり行いましょう。外す時に外したコネクターやホースの数を数える、写真に取っておくなどしておくと、復元が楽です。

このDIY修理の対応不具合例とアドバイス

当作業エアフロメーター清掃が対応する不具合解消例は、アイドリング時回転不安定、エンスト、エンジン振動が大きい、エンジン回転数が低いなどです。

車によって難易度が異なる作業ですが、大抵の場合10mmのボックスドライバー、ソケットレンチセット、プライヤーがあれば工具的には足りてしまうことが多いです。

クリーナーとしてはパーツクリーナーエンジンコンディショナーを用意しておきましょう。外す部分はエアクリーナーダクト、場合に応じてエアクリーナーケース(ボックス)を外します。


スロットルバルブは乱暴に扱わず、開閉時はゆっくりと行い、硬い工具等でスロットルボディー内部をつついたりしないようにしましょう。

またこの作業を行いますとエンジン回転数が上昇します。しばらく走行するとコンピューターが学習を終えて規定回転数に落ち着きますが、稀に復帰しきれないことがあります。

そのような場合は販売店に相談するか、自分で復帰させる場合はバッテリーのマイナスターミナルをはずして2~3分放置してコンピューターの学習地をリセットすることによって復帰します