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スロットルボディーカーボン堆積


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故障事例-スロットルボディー/ISCVカーボン堆積によるエンスト

■信号待ちで何度かエンストした

詳細な車両明細は伏せます。AZR60ヴォクシー、エンジンは1AZ(D-4直噴エンジン)新車登録から4年、走行は5万キロということで車両の年間走行距離は年間12000kmちょっと、月間1000kmくらいということで仮走行でもなければ走行が少なすぎるということもありませんでした。

エンスト原因の予測

入庫時にエンジン回転数は規定より低く、不安定。ダイアグノーシスコードは拾っていませんでしたので、まずはセンサー関係故障やアクチュエーターの作動不良は頭の片隅に追いやって基本的な部分から点検します。

試運転したところ1度だけエンストを確認し、エンジンの回転が不安定であることが原因であると、おおよその判断がついたので、まず回転が低くなり不安定になる要因を考えます。

症状はアイドリング時のみで通常走行に支障は一切無く、なおかつファーストアイドルが効いている状態であれば問題は無い。要は暖機後のエンジン回転数が低すぎて不安定なのです。

ということでアイドリング時の不具合に焦点を絞って調べていきます。大抵はエンジンアナライザーでISCV開度、スロットルバルブ開度、フィードバック学習値を見ていけば何が起こっているのかがわかります

ISCVの開度の変化はファーストアイドルから確認するに比例していて問題ないように思えます。もしも関係しているとすれば微妙な詰まりか?スロットルバルブ開度は・・・基準値や補正限界が分からないが一般的に考えて開きすぎているのに回転数が低すぎます。

フィードバック学習はマイナス側、つまり濃いという判断でマイナス補正がかかっています。計算より空気が足りないのか?燃料が濃いのか?スロットルバルブの開度から判断しても吸入空気量が不安定なのではないだろうか?

スロットルボディを清掃してみる

優先順位として、疑いがあり、なおかつ簡単に作業をすることができるスロットルボディーの清掃を行うことにしました。清掃方法はスロットルボディーの清掃方法を参考にしてください。

バルブ内はブローバイガスの回り込みが多いのか真っ黒でエアクリーナーダクトの汚れもひどかったです。清掃後はECUの学習値をリセットするためにバッテリーの電源を一度切り離しリセットを行いました。

修理の結果・エンストの改善

エンジンをかけてアイドリングが安定したので試運転にてしばらく走行し、再度スロットルバルブ開度を確認したところ最初より2%近く開度が下がったにもかかわらずエンジン回転数は上がって安定していました。

エンストはこれにて解消したのですが、真因としてPCVバルブが正常に機能しているか気になったので清掃はしておきました。どうも掃気側からのブローバイガスが多くスロットルボディーの汚れが早いような気がしました。定期的に清掃してやることが必要だと思います。

またエンジンオイルの劣化自体もエンジンオイルの蒸発無化を促進するのでブローバイガスと一緒に回りこむ可能性が高くなります。そのためエンジンオイルの定期交換も心がけることによって症状の発生を抑制できるかと思います。