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自動車バッテリーの役割


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自動車バッテリー(カーバッテリー)の自動車に置ける役割について

■自動車バッテリーの役割について

エンジンの始動

ガソリンエンジンは最初は自力で始動することができませんので、バッテリーの電気を使用してスターターモーターと呼ばれる高トルクのモーターを利用して回転させ、エンジンが自力で回る為のきっかけを作っています。

基本的にエンジンの排気量が大きいほどエンジン始動に大きな力が必要になりますのでバッテリーの始動要求性能が高くなります。エンジン始動時には瞬間的に100Aを超える大電流が流れます。

過放電時の電流補填

エンジンがかかった後は自動車の充電装置(オルタネーター)からの電気によって電装品の作動は行われますが、電装品をたくさん使い充電装置からの電気だけでは足りなくなるとバッテリーからの電気を補填することによって電装品の作動を可能にしています。

特に雨天時夜間走行では電力消費の多いヘッドライト、フォグライトに加えワイパーやエアコン、デフォッガなどを同時に使用する可能性が高く、後付けのサブウーファーなどを鳴らしていると充電装置からの発電電力だけでは足りなくなるのでバッテリーの充電池が不可欠です。

余談になりますがこのような「過放電状態」が慢性化することによってバッテリー上がりなどのトラブルを発生させることになります。

エンジン停止時の電気の供給

エンジンが停止した状態では発電機の電気を使うことが出来ません。しかしエンジンが停止した状態で電装品が一切使用できなるとなると非常に不便ですし、機能上の不都合も多々でてきてしまいます。

例えばエンジンコンピューターのバックアップには電源が必要ですし、ハザードランプなんかもエンジン停止時で鍵が刺さっていない状態でも使えなければ困ってしまいます。

他にはセキュリティーやドアロック関係も発電に依存せずに使えなければならないシステムなので、バッテリーに依存する電源は意外と大きいのです。

ただしエンジンが掛かっていない間に使えるからと言って使う頻度が高いと、これはまたバッテリー上がりの原因となってしまいますので注意しましょう。

蓄電・充放電という役割

充放電に関しては仕組みや構造に関しての解説ページで詳細を書きます。

このページで解説する役割として、バッテリーはエンジンの回転を利用してオルタネーターを補機として発電を行いエンジンの出力を一部電力に変換して貯めておくという合理的な手法を取っています。

自動車は発電する電気をそのまま使用するのではなく、蓄電し充放電することによって自動車は飛躍的に便利な機能を手に入れています。

実はエンジンが掛かっている間にバッテリーを取ってしまっても、エンジン回転中に優先して使用されるのはオルタネータからの発電電流なので普通に走行できます。

しかしながら走行中に電装品を多用したり負荷の大きいものを使うととたんにエンジンが停止してしまいます。これは電圧変動などで一時でも規定電圧を割り込むとECU電源系統などに影響が出るからであると思われます。

すなわちバッテリーは蓄電することによって電圧変動の幅を少なくするコンデンサー的な役割も兼ねて自動車の役に立っていると言えます。燃費向上グッズにはコンデンサー系のアイテムを良く見かけますが、バッテリー性能の上下にこだわったほうが有意義といえるかもしれません。