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ドライバッテリーの解説


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乾式のカーバッテリー「ドライバッテリー」のメリット、デメリット、特性などについて

■ドライバッテリーとは

通常の自動車バッテリーはバッテリー内部に電解液として希硫酸が入っており、鉛合金との化学反応によって電気を発生させています。ドライバッテリーとは名前のとおり乾電池に近い構造となっており液補充などを全く必要としない自動車バッテリーです。

ドライバッテリーと言うからには電解液が入っていないイメージですが実際には電解液が入っていないわけではなく、1セル(部屋)の中で完全密閉されて液が反応極板に染みこむ様な形で充填されているようです(残念ながら私も内部の実物を見ていません)

乾電池も同じ様なものですから乾電池を並列に繋いで12Vにした自動車用バッテリーという感覚で考えていただければいいかと思います。ただし基本の反応は同じ鉛合金と希硫酸によって充放電を繰り返します。

ちなみに国産メーカーの自動車で純正採用されている一般的な乗用車は存在しないと思いますから、はっきり言いますと知らなくても問題ない!?ともいえます。オーディオ関係をいじっている人なら耳にしたことがあるかもしれませんね。

ドライバッテリーのメリットは?

ドライバッテリーの利点として上げられるのは同型のバッテリーと比較して電気的な高負荷に対して電圧降下が少ない為、特にエンジン始動時などの大電流を必要とするときや、チューニングされたオーディオシステムを搭載する車の音質の向上などには有効です。

立ち上がりが良いとでもいいましょうか、若干のコンデンサ能力のようなニュアンスです。ウファーシステムなどを搭載していると一時的に発電機の電流を超えてしまうような時もありますがそのような場面での電圧降下のカバーに役立ちます。

液入りのバッテリーと違い液がこぼれることがないので搭載する向きや、場所を選びません(ただし+がボディーと接触するとショートするので危険です)よって複数並列バッテリー搭載や、レース車量などでも使用される傾向があります。(レース車両の場合軽量である事も関連しているかと思います)

繰り返しの充放電に強く、通常はバッテリーを完全放電させてしまうと性能がかなり低下しますが、専用の急速充電器を使用すればほぼ完全充電状態に出来るため乗る機会が少ない車には価格が高くても逆に経済的です。

ドライバッテリーのデメリットは

瞬間的な電気負荷での電圧降下が少ない為、強いバッテリーと思われがちですが、同じ大きさのバッテリーであれば容量(5時間率)はむしろ少ないので決してバッテリー上がりのしにくいバッテリではありません。

ニュアンスが難しいのですがマンガン電池とアルカリ電池を比較したときに必ずしも「長持ちするほうがアルカリ」とは限らないとでも言っておきましょうか・・・。

とにかく価格が高い為、何か理由が無い限り新しいバッテリーに早目に交換したほうが得という感覚になってしまいます。サイズや容量によって異なりますが同型の容量を求めると軽く4倍以上の価格が設定されていることもあります。

まさに拘る人にこそという製品で、ナカナカバッテリーチューニングまでするユーザーさんは少ないので、需要はあまり多くなく、知られていないのもこの辺りが原因かも知れません。

ディープサイクルとスターターサイクル

ドライバッテリーでも充電サイクルによってバッテリーの特性が異なります。ディープサイクルは完全放電に近い状態と満充電を繰り返す充放電形式で、極板が傷みやすいので元々傷みにくく丈夫に作られています。比較的容量が大きくオーディオ関係のチューニングをしたときのバッテリーに適しています。

スターターサイクルはエンジン始動時に大きな電気を流せる力が強いタイプでオルタネーターから常に一定の充電電圧がかかっており低下すると充電されるタイプです。タイプに合わせてドライバッテリーを選びましょう。

■ドライバッテリーの紹介

私が知っている限りでは国内では存在しないみたいなんですが・・・もしかしたらドライバッテリーに近い製品はあるのかも知れません。

国外になりますがドライバッテリーのメーカーと種類を挙げさせていただきます。と言っても私も有名どころしか認知していません。オーディオなどをいじっている人は知っていると思いますが、オプティマドライバッテリーオデッセイドライバッテリー の2メーカーがドライバッテリーの生産メーカーとして有名です。