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エンジンルームの基本点検

義務的に行わなければならないエンジンルームの日常点検を詳細解説

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LLC(冷却水)の点検方法

LLC(冷却水)の点検をDIY行うための注意点とメンテナンスの目の付けどころ

■LLC(冷却水)の点検をDIYで実践

心臓部分であるエンジンの冷却を担う冷却水ですが、とりあえずは水が入って入れば冷却には事足りてしまいます。そんな冷却水でも点検要領とポイントはありますので抑えておきましょう。

実際の画像での点検要領解説

LLC点検・解説画像 1つ目の画像は車両進行方向に見ています。冷却水のリザーバータンクはラジエーターキャップの下側から出ているホースをたどると、その先にありますので探してみてください。

ちなみにこのホースは冷却系の加圧が一定を超えた場合に冷却水をリザーバータンク内に逃がす働きがあります。また冷えた時には逆に負圧になりますので今度はこのホースから冷却系に水が戻るようになっています。

2つ目の画像は上からリザーバータンクを覗き込んだときの様子です。若干FULLラインより低下しています。この程度だったら補充してもしなくてもOKです。

ちなみに点検する時の冷却水温度によって量が異なりますので点検する時は暖機後なのか暖機前なのか決めておきましょう。(基本的には冷間時の量)


■冷却水点検時の注意点とポイント

基本的には冷却水の量点検は冷間時に行いますが、正直DIYでは自分が点検するタイミングを統一できればいつでもOKです。そしてそのレベルを元に年間どの位自然減少するのかという指標を持っていれば、漏れの発見などに役立ちます。

冷却水のりザーバータンクは見れば分かると思いますが、完全に密閉されたものではありません。冷却水がリリースされた時は加圧を受け、温度が下がった時は負圧になるのだから、その圧を抜く穴は空いています。

よって冷却水が温まっている時間が長い=多走行車などでは、自然蒸発による量の低下が見られますので、減りが多い=冷却系の漏れというわけでは決してありません。

しかしながら減り方を点検によって覚えていれば、明らかに減りが早いと言う事実に気が付くことによって冷却水(LLC)の漏れに気が付く・疑うことも出来るのです。1つのポイントは減りがもれであるか、自然減少であるか見極める必要はあります。

汚れから判断する冷却水から分かる異常

冷却水はLLCが入っていれば腐食防止性が高いため通常の使用で定期的(2年ごとくらい)に交換していれば過度に汚れることはありません。

ところが冷却系になんらかの異常が起きた場合、または外部から冷却系に何かが混入した場合は急激に変化起きる可能性があります。

一番気をつけたい信号として白濁を伴う汚れ方です。これは冷却系等にエンジンオイルが混入したことを表し、このような場合はエンジンオイル側にも冷却水が混入している可能性があります。

こうなってしまうと、エンジンをオーバーホールするほか修理方法は無いのですが早めに気が付けばエンジンブローは避けられます。主原因は過走行、過負荷、メンテナンス不良によるエンジンヘッドガスケットのふき抜けですが徐々に進行した場合は気が付きにくいので日常点検の目が重要です。

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